調剤薬局を経営している薬剤師です。店頭の会計をAirレジで3年締めてきた立場から、薬局のPOSレジ選びを「決済端末の比較」ではなく「毎日レジを締める人の視点」で考えます。取り上げるのはAirレジ・スマレジ・POS+(ポスタス)の3つ。結論を先に言うと、会計だけなら無料のレジで足ります。機能が要るかどうかは、その薬局が”会計以外に何をやるか”で決まります。
💡 この記事の結論(会計を締める視点)
- 会計・レジ締めだけなら Airレジ(月額0円)で十分。当店は3年これで回している
- 在庫管理・売上分析・多店舗もやるなら スマレジ(無料〜/上位は月額制)
- OTC併売・保険調剤とOTCの税区分・医療業種特化の機能が要るなら POS+(ポスタス)
- レセコン連携(NSIPS規格)は当店では未使用。一次体験の対象外として後半で正直に分けて書きます
薬局のPOSレジ3つを「会計視点」で比較
まず全体像です。数値は各社公式・確認日2026年7月30日時点。プラン・業種で変わる項目は「要確認」と明記します。◎は薬局の会計視点で有利な項目を示します。
| 比較項目 | Airレジ 会計特化・無料 |
スマレジ 高機能・拡張向き |
POS+ 医療業種特化 |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | 0円 ◎最安 | 0円〜 プレミアム5,500円〜 |
3,000〜7,000円 業種プラン・要確認 |
| 初期費用 | 0円 端末は別途 |
0円〜 端末は別途 |
2万〜22万円 プランで変動・要確認 |
| レジ締め・ 点検/精算 |
シンプル ◎実体験 当店が3年運用 |
対応 分析と一体 |
対応 分析と一体 |
| 在庫・ 売上分析 |
会計特化 当店は未使用 |
高機能 ◎ | 高機能 ◎ |
| 医療・薬局 業種特化 |
なし | なし | retail/healthcare ◎ OTC税区分・レセコン連携 |
| 向いている 薬局 |
会計・レジ締めが できれば十分 |
分析・在庫・ 多店舗もやりたい |
OTC併売・医療 特化機能が要る |
◎=薬局の会計視点で有利。会計だけならAirレジ、機能拡張ならスマレジ、OTC併売・医療特化ならPOS+。
※各社公式参照(確認日2026-07-30)。スマレジはスタンダード0円/プレミアム5,500円〜(公式)。POS+は業種プランで初期・月額が変動し詳細は要問い合わせ。金額・仕様は変動するため申込前に各公式でご確認ください。
【実体験】当店はAirレジでレジ締めをこう回している
ここからは、実際に自分の薬局でどうレジを締めているかの一次体験です。当店のレジ運用は「会計・お会計」と、締めのための「点検・精算」だけ。難しいことはしていません。締めは、点検・精算画面を開いて実際の現金を数えて入力するだけです。

「精算」に進むと、紙幣・硬貨を金種ごとに枚数入力する画面になります。数えた枚数を入れていくと、想定レジ内金額との過不足が自動で出ます。ここが0円なら締め完了。差額が出たら数え直すか、取引履歴をさかのぼって入力漏れ・打ち間違いを探します。

【ここまでが実体験】会計入力・点検/精算・保険区分での運用は、当店が実際にやっている範囲です。以降の在庫管理・売上分析・レセコン連携は当店では使っていないため、次章で正直に分けます。
【これは使っていない】在庫・分析・レセコン連携(推測)
⚠ ここから先は、当店が使っていない機能の一般論・推測です
- 在庫管理・売上分析:当店は会計専用で使っていません。スマレジ・POS+はこの領域が強いですが、物販をしない薬局には不要になりがち。「高機能=正解」ではなく、使う機能があるかで選ぶべき、というのが当事者としての意見です。
- OTC・医薬品・サプリの物販:当店は物販をしていません。OTCを併売する薬局なら、保険調剤の非課税とOTCの課税を分けて会計できるPOS(POS+retail等)が向く場面はあります。ここは当店の運用外なので、仕様からの推測です。
- レセコン連携(NSIPS規格):調剤報酬の請求システムとの連携はAirレジの守備範囲外で、当店でも使っていません。POS+にはクリニック・整体院向けにレセコン連携をうたうプランがありますが、これも一次体験がないため本記事の主題にはしません。導入可否・適合は必ず各社に直接ご確認ください。
ベンダーの比較記事は「機能が多いほど良い」に流れがちですが、会計しか使わない薬局にとっては、機能の多さはそのままコストと複雑さになります。当店がAirレジの無料範囲で3年困っていないのは、その一例です。
会計視点での選び方(3タイプ)
\ 機能を見比べるなら、まず無料の資料で全体像を /
在庫・売上分析・多店舗まで見据えるなら、スマレジは無料のスタンダードから始めて上位プランに広げられます。プラン・機能の全体像は、無料の資料でまとめて確認できます。(料金・機能は要確認)
※PR/A8.net経由。資料は無料でダウンロードできます。最新の仕様・料金は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Q. 薬局のレジは無料のAirレジで足りますか?
A. 会計とレジ締め(点検・精算)だけなら足ります。当店は3年間、Airレジの無料範囲で会計・締めを回しています。在庫管理・売上分析・多店舗運営もやりたい場合は、スマレジなどの上位機能を持つPOSが候補になります。
Q. 保険調剤とOTCの両方を扱う薬局はどれが向きますか?
A. 保険調剤の非課税とOTCの課税を分けて会計する必要があるため、税区分を柔軟に設定できるPOS(POS+retail等)が候補です。当店は物販をしないため一次体験はなく、仕様からの一般論として挙げています。導入前に各社へ直接ご確認ください。
Q. レセコンと連携できるPOSはありますか?
A. POS+にはクリニック・整体院向けにレセコン連携をうたうプランがあります。ただしレセコン連携は当店では未使用で、適合や運用可否は環境により異なります。本記事はあくまで「窓口会計・レジ締めの運用」に限定した内容で、レセコン連携は主題にしていません。
\ OTC併売・医療業種特化を検討するなら POS+ /
POS+(ポスタス)は小売・医療などの業種特化プランを持つタブレットPOS。保険調剤とOTCの税区分や、クリニック・整体院向けの機能を検討するなら、自店の業態に合うプランを資料で確認できます。(初期・月額はプランで変動・要確認)
※PR/A8.net経由。プラン・料金は公式最新条件をご確認ください。
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この記事を書いた人:薬剤師(調剤薬局を経営)
薬剤師(国家資格)。実店舗の調剤薬局を経営し、店頭の会計をAirレジで運用して3年。会計・お会計と、締めのための点検・精算にAirレジを使っています。一方でレセコン連携・処方箋控え・在庫管理・売上分析・物販(OTC/医薬品/サプリ)は当店では扱っておらず、これらは一次体験の対象外として一般情報・推測の範囲で記載しています。POSレジの料金・仕様は各社公式を確認のうえ記載しています。
免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定のサービスの利用を勧誘・推奨するものではありません。料金・プラン・仕様は変更される場合があるため、申込前に必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください。
出典:Airレジ公式、スマレジ公式(smaregi.jp/price)、POS+公式(postas.co.jp)。確認日:2026年7月30日。


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